人はこの世に生まれて、いろいろな経験をしながら成長していきます。
結婚して子どもができて、子育てが終盤になったと思ったら、
次は、親の介護!
そんな現実もあるんだろうな...と漠然と思っていたものが、
現実として突きつけられたとき、あなたにできることはどんなことでしょう?
親の介護と真剣に向き合うということ
我が家の場合、比較的元気だと思っていた実母が介護が必要な状態に
なってしまいました。
私が結婚したのは長男の夫。そして、私も長女。
どちらの両親も健在なので、どこかのタイミングで4人の介護が
必要になるかもしれない。
結婚した時から、漠然と考えていました。
が、頭の片隅にあったくらいで、具体的なことはもちろん、
想像の域を超えずにいました。
子ども2人は、すくすくと成長し中学生・高校生になったので、
ある程度のことは、できる年齢になり子育ては終盤です。
親から見たら子どもはずっと子どもで、心配ごとがなくなる訳では
ありませんが、それでも自立できるようになれば子育て終了!
長くとも社会人になるまでの期間限定。
ということになりますが、介護は期間限定ではなく、
いつまで続くかは「神様のみぞ知る」言わば先の見えないもの。
体の小さい子どものお世話と違って、大きな体の親のお世話は、
考えると気が重くなってしまいます。
抱っこひとつとっても、どう考えても重労働。
しかも、体が不自由でも口だけ達者だったりしたら...
そんな想像もしたくないくらい、険悪な雰囲気になること間違いなし。
人生100年時代と言われ、少子高齢化が益々進む日本で、
介護で苦しむ世代は、今、40~50代なのかなって自分がドンピシャ世代
なので、余計に感じてしまいます。
なぜなら、親の世代は「親の面倒は子どもが見て当たり前」
と思っている人が多く、
逆に「親の面倒なんか見ないからね」といとも簡単に言い放つ世代の
自分の子どもたちを持っているから。
間に挟まれている40~50代は、親のために介護にいそしむが、
自分のことは子ども任せにはできず、自分でなんとかしないといけない
世代な気がします。
お金に余裕があるなら、子どもに迷惑をかけず施設に入ることを
選びたいという願望が多い世代にもなりそうです。
実際、私も自分で自分のことができなくなったら、
施設に入りたいです。
私たち親の世話のために、自分の子どもの生活を犠牲に
させるなんて嫌です。
親を介護しながら働き続けられますか?
40~50代働き盛りだし、中・高・大学生の子どもがいればたくさん
お金がかかります。
そこへきて、親の介護が必要になると当たり前の日常生活に
多くのしわ寄せがやってきます。
例えば、病院通いが必要なら連れて行ったり、入院すれば
完全介護の病院だとしても、着替えを持っていったり、
検査結果を聞きに行ったり、手術があれば一日病院に詰めたり。
病院の日程を決めるのは、先生の都合が最優先になることが、
多いです。
もちろん「都合はいかがですか?」とは聞かれますが、
手術日も、検査結果を聞くのも基本は先生の都合優先。
仕事を持っている人からしたら、仕方ないとはわかっていても、
「どれだけ休まないといけないんだろう?」と不安に襲われるかも
しれません。
初期の頃なら親の体調が良くないと聞けば、嫌みを言われる可能性は
それほど多いとは思いませんが、長引けば長引くほど、休みをとる度に
嫌みを言われる可能性は高まるかもしれません。
こればかりは、所属している会社の人たちの人柄が良いことを
祈るばかりです。
結婚していない男性ひとりで親の介護をすることは、かなり大変なようです。
働き手は、男性ひとり。そして介護するのも、その男性ひとり。
未婚男性が「結婚しておけば良かった」と感じる瞬間だそうです。
そんな話しを聞くと、女性である私としては
「自分の親の介護要因として、結婚した女性を見るな!」
と声を大にして言いたくなってしまいます(笑)
大切に育ててもらった(はず)実親の介護でさえ、ひと筋縄では
いかない介護です。
それを、義親に当たり前のように求めるのは、時代が違うって
思ってしまいます。
結婚してから、義親との信頼関係をしっかりと作って、
「これまで良くしてもらったから」という気持ちがないと、
長い期間の介護はとても耐えられません。
自分の親の介護を仕事が忙しいからと「嫁に任せっきり」なんかにしたら、
親の介護が終わった頃には、間違いなく「さよなら」されますので、
世のご主人は、気をつけて下さいね。
人は、生まれた瞬間から死に向かって歩き出します。
そして、年齢は平等に増えていきます。
ただし、介護が必要になるかどうかは、年齢に比例しません。
個体差が大きいです。
だれも介護状態を望んではいません。
でも、寿命が延びて医療が進歩していくことで、
気がついたら介護状態になっているかもしれません。
その時に、
「これまでお世話になったから恩がえししたい!」
そんなふうに思ってもらえるようなコミュニケーションを
普段から心がけたいものです。
良くしていても、必ず返ってくる保証はありませんが、
嫌われ者でいるよりは、自分自身に返ってくることは
多いはずです。
どのタイミングで自分に介護という現実がやってくるか
わかりません。
いざというときに、困ってしまわないように少しずつでも、
実際に介護をしている人から話しを聞いてみたり、
本やインターネットで調べてみたりすることも大切です。
私もまだまだ知らないことばかりなので、調べてわかったことを
まとめて書いていきますので、一緒に学んでいきましょう。

パート主婦&ライターをしています。
みなさんのお役に立つ情報を発信していきます。
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